夏休みだから読みたい洒落にならない怖い話『ヤマノケ』他

167 :1/3 2007/02/05(月) 22:47:31 ID:uuWi3n130
一週間前の話。
娘を連れて、ドライブに行った。
なんてことない山道を進んでいって、途中のドライブインで飯食って。
で、娘を脅かそうと思って舗装されてない脇道に入り込んだ。

娘の制止が逆に面白くって、どんどん進んでいったんだ。
そしたら、急にエンジンが停まってしまった。

山奥だからケータイもつながらないし、車の知識もないから
娘と途方に暮れてしまった。飯食ったドライブインも歩いたら何時間かかるか。
で、しょうがないからその日は車中泊して、次の日の朝から歩いてドライブイン
行くことにしたんだ。

車内で寒さをしのいでるうち、夜になった。
夜の山って何も音がしないのな。たまに風が吹いて木がザワザワ言うぐらいで。

で、どんどん時間が過ぎてって、娘は助手席で寝てしまった。
俺も寝るか、と思って目を閉じてたら、何か聞こえてきた。

今思い出しても気味悪い、声だか音だかわからん感じで

「テン(ケン?)・・・ソウ・・・メツ・・・」って何度も繰り返してるんだ。

最初は聞き間違いだと思い込もうとして目を閉じたままにしてたんだけど、
音がどんどん近づいてきてる気がして、たまらなくなって目を開けたんだ。

168 :2/3 2007/02/05(月) 22:48:10 ID:uuWi3n130
そしたら、白いのっぺりした何かが、めちゃくちゃな動きをしながら車に近づいて
くるのが見えた。形は「ウルトラマン」のジャミラみたいな、頭がないシルエットで
足は一本に見えた。そいつが、例えるなら「ケンケンしながら両手をめちゃくちゃに
振り回して身体全体をぶれさせながら」向かってくる。

めちゃくちゃ怖くて、叫びそうになったけど、なぜかそのときは
「隣で寝てる娘がおきないように」って変なとこに気が回って、叫ぶことも逃げることも
できないでいた。

そいつはどんどん車に近づいてきたんだけど、どうも車の脇を通り過ぎていくようだった。
通り過ぎる間も、「テン・・・ソウ・・・メツ・・・」って音がずっと聞こえてた。

音が遠ざかっていって、後ろを振り返ってもそいつの姿が見えなかったから、ほっとして
娘の方を向き直ったら、そいつが助手席の窓の外にいた。
近くでみたら、頭がないと思ってたのに胸のあたりに顔がついてる。思い出したくもない
恐ろしい顔でニタニタ笑ってる。

俺は怖いを通り越して、娘に近づかれたって怒りが沸いてきて、「この野郎!!」って
叫んだんだ。
叫んだとたん、そいつは消えて、娘が跳ね起きた。

俺の怒鳴り声にびっくりして起きたのかと思って娘にあやまろうと思ったら、娘が
「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」
ってぶつぶつ言ってる。
169 :3/3 2007/02/05(月) 22:48:49 ID:uuWi3n130
やばいと思って、何とかこの場を離れようとエンジンをダメ元でかけてみた。そしたら
かかった。急いで来た道を戻っていった。娘はとなりでまだつぶやいている。

早く人がいるとこに行きたくて、車を飛ばした。ようやく街の明かりが見えてきて、
ちょっと安心したが、娘のつぶやきが「はいれたはいれた」から「テン・・ソウ・・メツ・・」に
いつの間にか変わってて、顔も娘の顔じゃないみたいになってた。

家に帰るにも娘がこんな状態じゃ、って思って、目についた寺に駆け込んだ。
夜中だったが、寺の隣の住職が住んでるとこ?には明かりがついてて、娘を引きずりながら
チャイムを押した。

住職らしき人が出てきて娘を見るなり、俺に向かって「何をやった!」って言ってきた。
山に入って、変な奴を見たことを言うと、残念そうな顔をして、気休めにしかならないだろうが、
と言いながらお経をあげて娘の肩と背中をバンバン叩き出した。

住職が泊まってけというので、娘が心配だったこともあって、泊めてもらうことにした。
娘は「ヤマノケ」(住職はそう呼んでた)に憑かれたらしく、49日経ってもこの状態が続くなら
一生このまま、正気に戻ることはないらしい。住職はそうならないように、娘を預かって、
何とかヤマノケを追い出す努力はしてみると言ってくれた。妻にも俺と住職から電話して、
なんとか信じてもらった。住職が言うには、あのまま家に帰っていたら、妻にもヤマノケが
憑いてしまっただろうと。ヤマノケは女に憑くらしく、完全にヤマノケを抜くまでは、妻も
娘に会えないらしい。

一週間たったが、娘はまだ住職のとこにいる。毎日様子を見に行ってるが、もう娘じゃないみたいだ。
ニタニタ笑って、なんともいえない目つきで俺を見てくる。
早くもとの娘に戻って欲しい。

遊び半分で山には行くな。

430 :本当にあった怖い名無し 2007/02/08(木) 23:33:58 ID:vQSRKxSJ0
>>169
怖すぎるお・・・
172 :本当にあった怖い名無し 2007/02/05(月) 22:59:10 ID:sN6iWxmE0
>>169
大まかな場所はどの辺?
175 :167 2007/02/05(月) 23:07:37 ID:uuWi3n130
>>172
宮城と山形の県境だ。

>>174
俺もネットでその漢字で調べてみたけど「ヤマノカイ」って読みしか出ない。
たぶん意味的には一緒なんだろうが。
171 :本当にあった怖い名無し 2007/02/05(月) 22:53:38 ID:FjVY10K0O
まじっ?怖すぎだょ
174 :本当にあった怖い名無し 2007/02/05(月) 23:00:54 ID:CkVPFMw70
山の怪 ??
177 :本当にあった怖い名無し 2007/02/05(月) 23:20:39 ID:XmEPjOToO
>>175作並辺り?
179 :167 2007/02/05(月) 23:28:44 ID:uuWi3n130
>>177
あんまり特定しないでくれ。違うとだけ言っとく。

>>178
モノノケが「物の怪」だからヤマノケは「山の怪」かと思ったんだがな。
知ってるのか?ヤマノケ。知ってたらどんなもんか教えて欲しい。
178 :本当にあった怖い名無し 2007/02/05(月) 23:23:01 ID:sN6iWxmE0
>>175
「山の化」でしょ
180 :本当にあった怖い名無し 2007/02/05(月) 23:38:50 ID:sN6iWxmE0
>>179
検索しただけだからあまり分からないけど、
妖精と言ってるサイトがあったり化け物と言ってるサイトがあったり
連れ去って言葉を奪う化け物と記載しているサイトがあったよ
182 :本当にあった怖い名無し 2007/02/05(月) 23:50:03 ID:sLZnSB6G0
>>179
あやかしの類は「怪」、「化」でも大差ない。
どうしても知りたいなら和尚に尋ねるのが筋だ。
186 :167 2007/02/06(火) 00:46:18 ID:LtW/CGn10
電話で住職に聞いた。
ヤマノケは山の「霊的な悪意」の総称みたいなもんで、姿を現したあいつ自体
もヤマノケだし、そいつがとりついてる「状態」のこともヤマノケっていうんだと。
ヤマノケは魑魅(チミ)ともいうらしい。
女にだけ憑くのは山だから、っていうよくわからん理由。

住職にこのまま任せるべきか、それとも病院に連れてったほうがいいのか
妻と悩んでる。ただ、俺がなんだかわからんものを見たのは確かだ。
それが関係しているとしたら、たぶん病院に行っても治らないだろうなとは思う。
188 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 01:05:02 ID:/5TLTY/zO
>>186
早めに霊的に強い坊さんを紹介してもらって何とかしてもらった方がいい
190 :167 2007/02/06(火) 01:27:22 ID:LtW/CGn10
>>188
今預かってくれてる住職が霊的にどの程度のもんなのかわからんから
それも迷ってる。実家の両親とかはいろいろあたってくれてる。
今のところは住職頼みだ。

>>189
いや、実況してる余裕もあまりないんでな。これで最後にする。
なんで道を外れたのか、今は後悔ばかりしている。その当時の精神状態が
すでにヤマノケに操られてたのかもしれない。なんて都合のいい考えか。
 
とにかく、遊び半分で山には入るな。彼女、奥さん、娘とかいるなら尚更。
本当にそれだけは言っておきたい。
189 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 01:10:24 ID:7PrHxY0Q0
>>186
これ以上引っ張るなら実況スレへ行きな。
215 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 14:01:32 ID:PUcpiJAuO
ネタとしてもこえーな
239 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:25:41 ID:nXs+8HdLO
文章も下手だし大事な話も絡んでくるので出来るだけリアルに、一見関係ないことも書き込みます。
携帯からだし少し長くなるのですが宜しくお願いします。

自分は今まで心霊体験なんか全くなく30数年を過ごしてきました。
今から6年前の4月、仕事で博多に長期出張の間に経験した出来事です。
自分にとって初めての長期出張。仕事は営業マンでけっこう給料も貰っており、住まいも博多駅から歩いて5分。全○空ホテル斜め前の交番を少し入った公園の向かいのマンション。
立地もいいし家賃はほぼ会社持ちでとにかく毎日のように浮かれて中洲や博多駅近辺で呑んで騒いで福岡を満喫していました。
その頃自分は携帯の出会い系サイトや伝言ダイヤルみたいのを使って「東京から来ました、友達になりませんか」みたいな書き込みを散々して、新しい土地での出会いや遊ぶ為に一生懸命。
そんな引っ越して間もない頃に知り合ったK子。
240 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:27:20 ID:nXs+8HdLO
最初はメールからでしたが短い間で急接近し、お互いに彼氏彼女持ちだけど遠距離中だと暴露。
でも会いたいねみたいなラブリーな関係になっていました。
K子は熊本県の八代というところの有名ショッピングモールで働いていて、たまに福岡の天神に買い物に来るとのこと。そこで5月中旬にK子が連休を取りいきなり3日間一緒に時間を過ごすことに。

約束の日は平日の夜。
待ち合わせの場所に赤いシビックに乗ったK子が到着。まだ顔も見たことのなかったK子はとても綺麗なスタイルの良い女の子。
自分のマンションの前の公園脇に真っ赤なシ○ックを停めて居酒屋で呑んでから部屋で過ごすことに。
普段その公園は路駐の車がいつも沢山あるのでなにも気にせず路駐して時間を過ごし、朝を迎えて自分だけが会社なので彼女を部屋に残して家を出ました。
会社で仕事をしているとK子から電話が入る。なんだろうと思い折り返す。
241 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:32:38 ID:nXs+8HdLO
すると赤いシ○ックがレッカーされたとのこと。
ついてないなぁと思いながら話していると他の車は昨夜から停まっているのにそのままだと怒ってる。
変なこともあるなぁと思いながらも次の日が土曜日で休みなので一緒に車を取りに行こうよと話してその日は普通に2人で過ごし終了。
明くる朝2人で車を引き取りに向かいそのまま天神でデートすることに。
自分が運転しようとシートに座ると右のドアのもの入れみたいなとこにスーパーのビニール袋があってドアを開けた時にゴソリと床に落ちました。
「何これ?」特になんとも思わず聞いてみると、K子は「それ塩なんだ」。
242 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:33:38 ID:nXs+8HdLO
どうやらK子の話では昨年デートをしていた時にぶつけたとのこと。
詳しく聞いてみるとこの車は中古の車で、2年程前までK子は福岡で働いていたんだけど、人事移動で現在の八代に。その少し前に福岡で車を購入したとのこと。
事故のは一回ではなく、その前にも男性が運転していて事故をしている。かろうじて彼女は怪我をせずにすんでいるが、一回は男性が骨折までしてフロントガラスまで割れたとのこと。
それからは車を停める時には必ずハンドルとタイヤ4つに盛り塩をしているらしい。
実際に大量の塩を見たけれど、ヘェーぐらいなは駐禁だけで特別なことは何もありませんでした。ただ自分にはその赤いシ○ックが不思議に思えただけで…

それからも彼女は三週間に一度づつ三連休を取って泊まりに来ていました。
平日に来ることが殆どで自分が車に乗る機会はなかったのですが、
243 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:37:21 ID:nXs+8HdLO
ある日2人で海沿いのアウトレットへ買い物に行きました。
観覧車に乗りかなり大胆に2人で過ごしたあと…その時何故かもう一つ観覧車を作ってたのを覚えてる(時期の限定の為)…自分が車を運転して帰る途中。
自分「ねぇ、なんか車から変な音しない?」
K子「最近なんか変な音するんだよね。昔もあったけどほっといたら治ったから平気だよ」
自分は車に詳しくはないですが、なんだか不完全燃焼しているようなそんな感じ。
自分「一度ディーラーとかに見てもらった方がいいね」などの会話を覚えてる。
244 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:38:33 ID:nXs+8HdLO
そしてある休みの日の午前中、K子が泊まりに来る為に車で今から出発するよ!との電話。
その頃はもうお互いを恋人と思っていたので楽しみでしょうがないのだが、彼女が出発して数時間後に再度電話が鳴る。

K子「どうやらさっきからブレーキが効かないんだけど、どうしよう…」
高速道路でブレーキが効かないなんて大の男でも焦る状況。
自分は電話でとにかく左車線に寄って、そのままアクセルを踏まないでウインカーを出して惰性で停まるんだよ!その間にJAFを呼ぶからいまどの辺りなの?なんて会話をしていた。
ちょうどインターを過ぎた辺りだったので、思ったよりも早く救出されひと安心。
車は現地近くの車屋さんに修理を頼み、K子とは電車向かった自分と合流。
K子は憔悴しきった表情で涙ぐんでいた。
修理は数日かかるところを事情を話し3日間でお願いし、K子と自分は自宅へ向かいました。
帰りの電車でK子がぐったりしながら「あの車おかしいのかなぁ。なんだか○○に会いに来るときにいつもおかしくなる。」
245 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:40:16 ID:nXs+8HdLO
実はブレーキがおかしくなったのはこれが初めてではなく、アウトレットに行った先日も高速でブレーキがきかなかったとのこと。
そして昔の男性との事故も2人で乗った時ばかり。
自分もうすうす感じていました。車が…赤いシ○ック嫉妬してるんじゃないかって。

そして8月、
ついに自分にも5連休の休みが取れたので、今回は自分が初めて八代に泊まりに行くことに。
お昼に出発した自分が八代に着いたのは夕方頃。都内で生まれ育った自分にはビックリするくらい長閑な場所。
彼女とメールで連絡をとりあの赤いシ○ックで迎えに来てくれた。
彼女の住まい近辺には何にもなく、買い物さえ車がないとどうしようもない場所でした。
246 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:43:52 ID:nXs+8HdLO
しかも残念ながら5日間ともK子は仕事で…販売だからかき入れ時は休めない…だから自分が帰る最終日の1日前の夜まで夜食以外はずっとK子の部屋で過ごしました。
本当に素敵な時間を過ごした最終日前日の夜、自分は電車で帰るので最後は熊本ラーメンを食べに行きたいと2人で外出しました。
そのお店は八代駅に向かう途中のちょっとした繁華街の脇道を入ったところにありました。
駐車場がないので繁華街の四車線の広い道路に車を路駐。ラーメンを食べてから車を停めた道路へ向かうと何故か…停めた車の辺りに人だかりが…
247 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:45:02 ID:nXs+8HdLO
しかもパトカーが停まってる…
自分はとっさに「路駐で捕まったかなぁ、ごめんね」などK子をなだめてた。
でも近くに行くと様子が違う。
車は運転席側が半壊。
助手席側もドアが開かない状態。
何があったのかわからずに車に寄っていくと、
お巡りさん「これ、君達の車かね?」
自分「はい。何があったんですか?」
お巡りさんに教えられて前方を見ると100メートル程先に傾いた車。
お巡りさん「酔っ払い運転で当て逃げだよ。逃げようとしたけど車がダメになって向こうで停まっているよ」
そんなやり取りの間中、「どうして…どうして…」とずっと泣いていた。
お巡りさんがK子に「車検証出していいかな?ちょっと拝見するよ」と割れたドアガラスから車検証を取り出す。
お巡りさんから「この住所がお宅の住所かな?」と聞かれ自分はわからないのでK子に問いかけると、
K子「知らない…そんな住所知らない…」と心ここにあらずという感じ。
248 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:46:36 ID:nXs+8HdLO
住所には熊本県八代市○○。
その住所を見ても自分には何もわからないがお巡りさんが
お巡りさん「住所はこの辺だなぁ…」
自分「いやっ、○○ホームセンターの方でこの辺じゃないですよ」
お巡りさん「あっ!これは前の人の住所だねぇ、こっちの八代市○○が君の住所かな?」
K子に再度問いただすと泣きながら何度も頷く。
えーっ…その前の住所って何?
自分はその住所を見て電信柱の住所を見ると…えっ…この辺の住所じゃん。
これってこの赤いシ○ックの前の持ち主の住所だよね。

K子はその時も車が潰れたショックで全くそのことを不思議に思わないようで泣いていた。
その後警察に連れて行かれて聴取みたいなのを受けるのと、相手が酔っ払いなので相手の迎が来てから謝られて。
結局帰りは午前3時過ぎ。
タクシーで彼女の部屋に戻り、彼女を落ち着かせようと必死だった。
でも頭の片隅には車検証の住所のことがいっぱいで…
250 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:49:48 ID:nXs+8HdLO
次の日K子が仕事に行く時にタクシーで二人して出発。
K子を下ろしたあと駅に向かう途中で、どうしても住所のことが腑に落ちないので運転手さんに昨夜の住所を告げて向かってもらった。
タクシーが着いたのは…昨夜の事故現場が見える場所。
信じられないくらいにすぐ近く。

自分は昨夜の住所の家を探そうと歩き出す。するとその家はすぐに見つかった。
立派な2階建ての家で、入り口が細い竹の格子の玄関。
自分はとても迷ったけれど思い切ってチャイムを鳴らしてみた。
出て来たのは50才そこそこのおばさん。
自分「大変突然で失礼なんですが」
自分は失礼なのを承知で昨夜の事故の事、自分がもうここに来ることはないこと、そんなことから話し始めました。
するとおばさんは事故の事を知っており事故の時に現場に来ていたとのこと。
なかなか話してくれなかったけれど、それから小一時間おばさんと話しました。
251 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:51:08 ID:nXs+8HdLO
そしてここからはおばさんの話と憶測です。
おばさんには息子さんがいて数年前に亡くなっていました。
その息子さんは自分で買った赤いシ○ックを本当に大切にしていて毎週庭で洗車する姿を良く覚えているそうです。
ある日息子さんは赤いシ○ックで運転中に事故に巻き込まれ亡くなった。その後車は熊本で売却した。
そして昨夜の事故。

自分が感じたこと。
K子は赤いシ○ックを本当に大切にしていた。
そしてその赤いシ○ックにはおばさんの息子さんの思いが今でも残ってる。
息子さんはK子に愛されることを喜んでいたのかもしれない。
なのにK子は違う男を車に乗せる。
愛するこの赤いシ○ックとK子に男が。

K子は福岡で赤いシビック○を買ったあと八代に呼ばれたのではないか。自分のそばに来て欲しくて。
そしてたぶん息子さんは嫉妬していたのだろう。自分もいなくなって欲しかったのかもしれない。
その後事故を起こした相手の保険屋さんとの窓口を自分がやり、ローンは少し残ったがK子は新車に乗り換え、納車がすむ頃にはお互いに連絡もしなくなった。

福岡出張中に起きた不思議なことはまだたくさんあります。
それはまたの機会に。
文章下手ですがありがとうございました。
252 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 17:52:43 ID:nxNcjaY20
( ;∀;)イイハナシダナー
253 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 18:12:58 ID:nXs+8HdLO
>>252さん
ありがとうございます。
誤字脱字が多々ありますがすいません。

この福岡にいた頃にはたくさんの怖い出来事に会いました。
知り合いからは私にとって九州は鬼門だと言われています。
また今度書き込ませてもらいます。
宜しくお願いします。
254 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 18:18:15 ID:DVjFsCZZ0
なかなか面白かったです。
長文だけどぐいぐいひき込まれました。
255 :本当にあった怖い名無し 2007/02/06(火) 18:40:14 ID:nXs+8HdLO
>>254さん
ありがとうございます。
途中文章が抜けていますし、間違えだらけですいません。

また時間のある時に。
ありがとうございました。
306 :本当にあった怖い名無し 2007/02/07(水) 18:33:25 ID:YUpgDr7cO
怖かった話な。

一年くらい前に、仕事が終わった後、煙草を切らしていたもんで、煙草の自販機を探していたんだよ。
もう夜中の2時でさ、クタクタなのに、中々見つからなかった。
我慢すりゃあいいんだけど、仕事のことでイライラしていたし、眠いのもあってどうしても吸いたくてさw

車でキョロキョロしながら探してると100mくらい先に自販機を発見した。
田舎道で真っ暗なんだけど、その自販機だけボーッと光っている感じ。
車から降りて自販機を見るとちゃんと販売してる(外置きの自販機って夜中、販売規制してるよね?)
早速財布の中から300円出して、自販機に投入。
ボタンを押したんだよ。
そうしたら、煙草の落ちる音がしたあと、自販機の電光表示に「ありがとうございました」って出た。
心の中で(どういたしまして)って冗談で思った途端、自販機の電気が「パシッ!」って切れた。
(うわ!なんだよ!)ってびっくりしたよ。
だって灯りはその自販機しかないし、周りは何もない畑道だ。
(危ねー。金呑まれなくてよかった・・)と煙草を取るためにしゃがもうとしたら、自販機がいきなり再起動した。
蛍光灯がついて、なんか電光表示に起動メッセージが出た。
307 :本当にあった怖い名無し 2007/02/07(水) 18:34:21 ID:YUpgDr7cO
まあ、接触不良かななんて思いながら電光表示をもう一度見てると、そこには

【あえああえあああああ】

と表示されてた・・
流石に怖くなって慌てて煙草を取ろうと手を突っ込んだら今度は

【グニッ】

と柔らかい感触が!

慌てて手を引いて走り車に乗り込み、もう一度自販機を見たら、煙草の取り出し口の蓋がガタガタ揺れていた。

急いで逃げたね。
もう煙草とか言ってる場合じゃなかった。
本当に死ぬかと思った。

翌日その道を通ったら道端に花が供えられているだけで自販機はなかった。
308 :本当にあった怖い名無し 2007/02/07(水) 18:42:03 ID:GtyNcoas0
>>307
gj
312 :本当にあった怖い名無し 2007/02/07(水) 19:04:54 ID:xTPZF2mI0
田舎の方だとポツンとある自はんき怖いよな。
車で走っててなにもない田んぼのへんでジュースとか買ってふとまわり見渡すと街灯も無い。
車だからかろうじて道が見えてたけどヘッドライト無いとほんと真っ暗なんだよな。
超こわいよー!え-ん!
647 :本当にあった怖い名無し 2007/02/12(月) 22:52:54 ID:RKjnfVgbO
私は最近一人暮らしを始めたばかりで、今のアパートを見つけるのもかなり苦労した。だが、ようやく生活も軌道に乗ってきた。

そんなある日の午前1時。
私はリビングでテレビを見ていた。その時突然携帯と家の電話が同時に鳴り出した。家の電話に先に出た。友人からで、ちょっと焦っていた。
「どうしたの?」
「よかった、起きてた。…変なメール来てない?」
「メール?」
「なんか英語のメールでさ…携帯鳴ってるよ?」
私は後回しにしていた携帯を開いた。メールだった。そこにはこう書かれていた。

1em#g:wt4diks%7wmhtxrcb&j\7mdyvbqak+luh_/qyv3jmp!8mhxgbfme"q5gxgqnb??hil9kmzxyutrobh]g2zwbd*gj&hi-ur>vzx

I'll give you ten minutes.Find my message...START!
HINT:nine words

知らないアドレスからだった。
「…こっちにも来た」
「私には12時57分に来た。何なんだろうね。なんか気持ち悪いけど、答えも気になるからちょっとやってるんだ。時間まであと5分くらいか…」
「じゃあ一緒にやらない?」
私達は電話で相談しながらこの問題をやってみることにした。相手にしないほうがいいとは思っていたが、なんとなく、答えないといけない気がしていたのだ。
時間は1:02。
648 :本当にあった怖い名無し 2007/02/12(月) 22:57:30 ID:RKjnfVgbO
1:04。
私達は頭を抱えていた。
全く分からない。ただの文字の羅列にしか見えない。まずヒントといってもnine wordsという情報しかない。
「分かった?」
「全然。…でもヒントに9文字ってあるよね?あの中に9文字の何かがあるんじゃないの?」
「そうなんだろうけど…」

1:07。
「あぁ…私ゲームオーバーだ」
友人のほうはもう10分経ったのだ。その時、電話越しにインターホンの音が聞こえた。
私達は凍りついた。
「ねぇ……誰か来たの…?」
「夜中だよ!?そんなわけないじゃん!…このメールのせいかな…」
「大丈夫だよ!きっと…。一応ドア越しに覗いてくれば?開けなきゃいいんだからさ?」
「うん…。すぐ戻るから」
友人は電話を切らずに置いて、玄関に向かったようだ。

1:08。
友人は戻ってこない。どうしたんだろ?まさか…
しかしこちらもあと2分しかないので、ひとまず問題に取り組むことにした。こんな制限時間に意味はないと分かっているはずなのに、私はとても焦っていた。
私は友人の言った「9文字」に注目した。この中から9文字の共通点のある言葉を探した。

1:09。
あと1分。私は何故か冷や汗をかいて、心臓がバクバクしていた。
だが、こんな切羽詰まった時に私は冷静だった。全神経を携帯の画面に集中させた。
654 :本当にあった怖い名無し 2007/02/12(月) 23:51:29 ID:RKjnfVgbO
そして見つけた…数字だ。数字はたしかにこの中に9つしかない。
しかし、なかなかそこから先に進めなかった。だが、ここで更に私に天啓が下った。
「数字の後」
そう、数字はそのあと何字先に答えがあるかを示しているのでは?そうなると、最初の1が示すのは「e」だ。じゃあ次の4は「s」…
こうして、私はこんな文字を導き出した。

e s c a p e n o w

escapenow…Escape now「すぐ逃げろ」!?
私は戦慄した。友人は未だに戻らない。もしかして、10分以内に家から「逃げなかった」からではないのか?もう悪戯とは思えなかった。
時計を見た。ちょうど1:10を回ったところだった。
時間がもう来てる!
逃げなくては…私は玄関に走った。
しかし、ドアノブに手をかけ、想像してしまう。もしドアの向こうに…いたら…
しかし、ここにいては同じことだ。私は意を決してドアを開けた!
655 :本当にあった怖い名無し 2007/02/12(月) 23:54:03 ID:RKjnfVgbO
そこには誰もいなかった。
まだ間に合う!
私は鍵もかけずに外に飛び出し、外の通路を走り、階段を駆け下り、近くのコンビニに急いだ。そこがゴールに思えたのだ。
静かな夜の住宅街に、私の走る足音が響いた。
逃げ切れる。私は安堵していた。
そして、あと2つ角を曲がったらコンビニだというところで、メールが来た。
もしかして、もしかして友人が戻ってきたのか?そして電話に出ない私を心配してくれているのか?何も起きなかったのか?
私は携帯を開いた。
差出人は10分前のメールのアドレスだった。
こう書かれていた。

G A M E O V E R

そして、




後ろから、肩を掴まれた
673 :本当にあった怖い名無し 2007/02/13(火) 13:47:11 ID:x8o+8jxOO
>>655
掴まれてどうなったの?
656 :本当にあった怖い名無し 2007/02/13(火) 00:00:15 ID:HW/si18IO
早く続きを・・・
657 :本当にあった怖い名無し 2007/02/13(火) 00:01:51 ID:ISMRlsY9O
はやく!
660 :本当にあった怖い名無し 2007/02/13(火) 00:18:58 ID:YjkLTSX/O
『今朝、〇〇市の路上で右肩から右腕にかけてをもぎ取られた遺体、マンションの玄関前で首が無くなっている遺体が発見されました。
どちらも携帯電話を握りしめており、同じ差出人から、同じ内容のメールが送られていて…』
「へぇ…」
夜11時。僕はテレビでこのニュースを知った。
「メールねぇ…」

ブルルルルルッ

携帯にメールが来た。
しかし、差出人は知らない奴だった。
内容は訳の分からない文字の羅列の後、「10分以内にメッセージを探せ」というものだった。

(了)
662 :本当にあった怖い名無し 2007/02/13(火) 00:30:19 ID:GQcgUiYpO
怖いですねぇ。恐ろしいですねぇ。さよならっ。さよならっ。
774 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 01:02:46 ID:D9AJoCZ40
私が社会人になってからの話しなんだが・・・

とりあえずかなりの恐怖だったので書き込みしたい・・・
オカ板に書き込みでいいのかわからないが、宗教は怖いって話しだ。
登場人物

Gちゃん:高校の時の元親友
K:高校の時の同級生

ある日、実家に一本の電話がかかってきた。
それは高校の時の親友で、卒業間近で仲たがいをしてしまった友達だった。
母がその電話を受け、元親友は私に連絡を取りたいとの伝言で、携帯電話の
番号を教えてくれていたのだった。
(私は当時営業をやってて、携帯も普通に持ってたのだが、中のいい友達以外には
教える事もなく、仕事は仕事用の携帯を会社から貸与されていた。)

『懐かしいけど、何の用だろう?』
いきなりの電話に不信感を覚え、私は実家の電話から元親友に電話をした。
「うっちゃん!久しぶりやねぇ!」
『あぁ、Gちゃん本当久しぶりやね、どうしたん?』
元親友は他愛のない言葉の押収になんなく受け答え、自分が今度結婚するので
是非私と会って話しがしたい、との事だった。
そこで懐かしさも手伝って、元親友に会う約束をしたのだった。

そこまでは、よかった、そこまでは。
776 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 01:15:18 ID:D9AJoCZ40
↑の続き。

待ち合わせは地元のファミレスで時間は夜19時から、仕事が終わって
からの待ち合わせで、お茶(ドリンクバー)をしながら話そうという事
になった。

待ち合わせ時間、ほどなくして私の車の隣に元親友Gちゃんの車がきた
駐車場の端っこに車を止めていたのだが、車種は言っていないはずなのに
偶然だな、思っていたのだが・・・。

「うっちゃん(私)久しぶりだねぇ!」
『あぁ、Gちゃん・・・変わったねぇ・・・』
車から出て、交わした挨拶がそれったのは無理もない。
高校時代には、とても地味で周囲に埋没するヲタ系の彼女はばっちりメイク
(無理してやっているとしか思えない)に極彩色のツーピース(ヤヴァい
水商売にでもなったかのごとく)で、のしのし歩いてきたのだ。
高校の時から家計を支えるために(母子家庭妹アリ)コンビニで深夜のバイト
をしていた彼女は体格もよく、文系部員に見えない体格だった。
(ぶっちゃけガタいがよく身長も私より高かった。)

まぁ、少々キツめの服装も、メイクも、彼女の現状を物語る事にはならなかった
のだが、その場は何気に流し、ファミレスに入って話をする事にした。
782 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 01:23:23 ID:D9AJoCZ40

ドリンクバーにケーキ、他愛のない話し。
出てくるのは懐かしい同級生の話題。
そして、
「私ねぇ、結婚するんよ。」
『おめでとう!どこで知り合ったの?相手どんな人なん?』
「あのね、ネットで知り合った人なんよ。」
『へ、へぇ、そうなんだぁ。』
「時代はそういう時代なんよ?うっちゃんもいい人おるんやろ?」
『あー、まぁねぇ(苦笑)』
若干驚きながらも話しを続ける事にした。
その当時はまだネットで出会い、というと出会い系サイトも、お見合い系も
そんなに浸透していなかったし、高校時代の彼女の性格からしてそういった
形で恋愛を進めるとは到底思えなかったのだ。
そして、お決まりの彼の話しやら、家庭環境やら。
「今ねぇ、実家から離れて暮らしてるんよ。もうすぐ彼の所にお嫁に行くけど
その前に一人暮らしで花嫁修行ってとこかなぁ。遠距離恋愛だけど、彼とは
すごく気が合うし、もっぱらメールと電話が多いけどね。」
『そうか、寂しくない?』
「うん、私には支えてくれる人がいるっ、て思ったら平気やよ?」
『幸せなんやねぇ。』
「あぁ、そうそう、うっちゃんに会わせたい人がいて、もうすぐここに
来るんよ。」
『ん?だれだれ?』
「あぁ、来た来た。」
と、そこに登場したのは高校時代、周り中から嫌われていたKだった。

800 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 02:25:36 ID:D9AJoCZ40
投下しまつb

私はかなりびっくりしたのだが、KとGちゃんは示し合わせていたので自然に
私の前に陣取った。
K「うっちゃん、久しぶり!卒業以来やねぇ。」
Gちゃん「今Kちゃんの話ししとったんよ、そしたら来てくれたんだよぅ。」
私『あ、あぁ。久しぶり、やねぇ。』
びっくりするのも無理はない。
Kは私も大嫌いだったし、GちゃんもKの事は嫌いだったのだ。
それと言うのも、このK、高校時代には同級生からは鼻つまみもので悪い
噂も耐えないやつだった。
その噂、というのは、ほぼ事実で、クラスメートの財布から札を抜いたり、
人の男を寝取ったりするやつだったのである。
そのくせ、教師には受けがよく、所属部活の部長だったりした。
私もGちゃんも、Kがが窃盗(と言っても過言でない)をしていた時に被害に
あい、ほぼ黒状態なのに、担任教師の擁護の元、事件はうやむやに片された
のだった。

そのKというのが、また体格がいいやつだったのだが、いきなり目の前に
自分より一回りガタいのいい女が二人、ファミレスのソファ席に座ると恐怖も
ひとしおだった。(いやまじで。)

私もGちゃんも嫌っていた人物なのに、何故二人はこんなに仲が?という疑問
はそのまま口をついて出た。
私『二人とも、仲良かったっけ?(苦笑)』
Gちゃん「ここ最近かなぁ?」
K「そうやねぇ、最近だねぇ。」
????きっかけがきになる事もさながら、二人してケバい格好という所で
趣味かなんかか!?と心の中でツッコミをいれたのだが、それは唐突に始まった。
801 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 02:27:17 ID:D9AJoCZ40

K「ねぇ、本題に入らせてもらうけど、うっちゃんは今の世の中どう思う?」
?????あまりに唐突なために私の頭の中は『?』で一杯になった。
私『どう、って?』
Gちゃん「衆生はどう荒んでいるか、って事だよ!」

・・・・・・!
し ゅ じ ょ う ?

K「あのね、今の世の中、信仰心が足りないんだよ、人間が死んだらどこにいくと思う?」

し ん こ う し ん ?

私『え、あ?ちょ、ま!?』

畳み掛けるように二人の言葉が続く。
「今は六道の中の・・・・・」
「毎日ナニナニの方向に向かってお祈りして・・・・・」
「こういう壷とか・・・」
「毎日南無妙方蓮華経って写経して・・・」
「この世の中を救済するには・・・・」
「○○様のおかげで・・・・・」

あまりの事にかなり凍りつく私。
ヒートアップする二人。
802 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 02:27:50 ID:D9AJoCZ40
そして、手書きのパンフらしきものを見せ、さらに熱弁を振るうK。
その瞬間の私は、、ものっすごい後悔と憐憫とでごっちゃになって、泣きそうだった。
(何の宗教かは↑でバレバレだが、あえて伏せておく事にする。)

私『ごめん、Gちゃんの言ってる事わからない』
その瞬間、涙が出ていた。
K「最初から話そうか?」
私『いや、そういう意味じゃない。悪いが今日はGちゃんの結婚の祝い話しをしに
きただけで、二人の宗教観を聞きに来たわけじゃない。』
泣きながらぴしゃりと言い放ったのだが、Kの方は意に介さないようで、
K「だからね、その結婚するもの、ずべては○○様のお導きのおかげで」
私『ごめん、もう、私は話しをさせてもらったから帰る。』
自分の分の代金をテーブルにおくと、バックをひっつかみ立ち上がって出口に向かって
歩き出した。
その瞬間、Kがバックを掴み、
K「・・・・・・帰さないよ?」
すごい形相でこちらをにらんだのだ。
私『手をどけて!』
私はかなり必死だったので、大きな声を出したのかもしれない。
店内はしんと静まり返り、後ろでGちゃんが手早くお会計をしていたのが妙にシュールだった。

803 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 02:28:52 ID:D9AJoCZ40
強引に店を出て、急いで車に向かう私のバックの先にはKがしつこくくっついていた。
私『手をはなして!』
K「うっちゃんが私の話を聞いてくれるまで離さない!」
もう、もう、恐怖で一杯な私。日常生活において、必死になる事なんてそうそうないのだが
思いっきりバックを引っ張ってKから離れた。
走って車に向かい、運転席に乗り込み、ドアを閉めようとした瞬間、Kが体をドアの間に挟み
Gちゃんがドアを掴んで思いっきり開いた。
夜の駐車場で街灯の明かりが逆光になっていたのだが、二人の表情が妙にしっかり見えた。
血走った目。
そうとしかいい様がない・・・。
K「話を聞いて!私たちと救済の話を聞いて!」
Gちゃん「うっちゃん!私のために、うっちゃんの救済のためでもあるんよ!」
もう、その場にいる事自体が恐怖でしかたない。
強引に車内から引きずり出されようとした私だったが、かなり抵抗したので、ドアを閉めようと
するところまで出来た。
私は涙がとまらなかったが、手の力は抜かず、必死にドアをしめようとした。
なおも叫ぶ二人。

「人間は今全員救済されなくてはいけない。」
「魂の穢れがあるからこのままだとダメになる。」
「私の話をきかないと地獄にいくよ!」
「一緒に救済しようよ!」
805 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 02:30:16 ID:D9AJoCZ40
全ての言葉は二人から出ているのだが、遠くから聞こえてくる声にしかならない。
一瞬力を緩めて、ドアをあけさせ、その瞬間、力をいれドアを引き戻しやっとの思いで
エンジンをかけた。その時、Gちゃんがボンネットの上に体を投げ出し、車を発進できなく
したのだった。
一瞬躊躇した私は、車をバックさせた。
(運のいい事に車止めがなく、駐車した場所の後ろの車がいなくなっていたので)
車が動き出した瞬間にGちゃんは器用に車から飛びのいてくれたのも助かった。
少し離れた後バックミラーで二人を確認し、無事なのを確かめ、駐車場から一目散に離れた。
車を動かした私は、そのまま自宅に帰る気にならず、1時間ほどうろうろしたのだが、、
妙に気になり、実家に電話をしたところ、母からとんでもない報告があった、二人が玄関で
待っている、というのだ。
父も自宅にいるので、何かあってもすぐ対応できるのだが、私は一連の出来事を両親に
話し、警察に電話する事にした。
ほどなく、巡回しにきたパトカーのおかげで二人は帰って、私は無事に帰宅できたのだが
二人は母に私が帰るまで、部屋で待たせて欲しいと言っていたそうだ。

何が二人を宗教に傾倒させたか顛末はわからない、だが、人を狂気に走らせるって
すごい、怖い事だと思った。

後日談。

数日して、他の同級生から実家に電話が入った。
その子の言う事には、やはり似たような事をされたのだが、被害は同じ高校の同級生の
半分近くにも及んでいるらしいのだった。
その後、二人はどうなったか知らない。
だが、Gちゃんが彼を形容した際当時有名だったイケメン野球選手の名前をあげたのだが
写真はどうみてもジャイアント○田に似ていたのが真の恐怖なのかもしれない。

長文かつ、駄文ですみませんでした・・・orz
807 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 02:36:21 ID:lfrXJo7jO
メッチャ 怖いやん
そうゆう事 あるで
マジデ (((゜д゜;)))
808 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 02:37:42 ID:hs2OIDqX0
スマン最後は怖かったorzいや嫌な気持ちが残った...
乙でした
847 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 11:48:42 ID:E8yTKB++O
俺が中学三年生の時、祖父が死んだ。胃癌だった。
初孫ということもあり、俺はとても可愛がってもらった。
俺も小さい頃は祖父の大きな膝で本を読んでもらうのが大好きだった。
祖父が死ぬ3日前に、病院に御見舞いに行った時の事。
痩せ細って入院前の面影がすっかり無くなった祖父は、か細い声で俺を近くに呼び寄せると組木細工の箱を渡した。
「じいちゃん、これなに?」
と聞くと、祖父は
「わしが死んだ後、棺桶に入れてくれんか」
と微笑んで言った。
「なに?ばあちゃんからもらったラブレターでも入ってるの?」
と冷やかし半分でニヤニヤしながら言うと
「そんな色っぽいものじゃないよ」
と笑って答え、その後
「絶対に開けてはならんよ。人に見せてもならん」
と真剣な顔で付け加えた。
それが祖父の声を最後に聞いた瞬間だった。
その後、俺がジュースを買いに行っている数分の間に昏睡状態に陥ってしまったからだ。
853 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 12:59:04 ID:E8yTKB++O
>>847の続き

祖父が亡くなり、慌ただしく時間だけが過ぎた。
告別式の前夜、俺は自室の机の上に祖父から預かった箱を置き、じっくりと見つめた。
大きさは20平方㌢くらい。
組木細工だと思いこんでいたが、蓋があるわけでもなく、組木と組木の間に隙間があり少し動く事から、それがカラクリ箱だと気が付いた。
元々パズルは苦手だったのと何より祖父の言いつけがあったので、開ける気はなかったが・・
祖父との思い出を頭に浮かべながら見つめているうちにその箱を開けなくてはならないような焦りが生まれた。
そして俺はその箱を何かにとり憑かれたように外し始めた。
何本か形の違う組木を外し、開いた空間に他の組木をずらしていく。
思ったより簡単だ。
そして恐らく最後であろう組木を外そうとした時、爪が箱の奥で何かに引っ掛かった。
なんだろう?と思い、ペンライトで爪が引っ掛かった隙間を照らしながら中を覗くとそこには一枚の紙が張ってある一回り小さい箱があるのが見えた。
どうやらその紙に爪を引っ掛けたようで、少し破れてしまっている。
更に目を凝らして見て背筋が凍った。
その紙には読めない黒い字と朱色の文字で「封」

やばいと思った。
お札だ。
なんのお札かはわからないけど確かにお札だ。

その時部屋の外から父の声が聞こえた。

「ああああ!母さん!母さんが!」





855 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 13:00:15 ID:E8yTKB++O
それ以来俺には家族はいない。
その後、母は入退院を繰り返し、18際の時に死んだ。
父は母の病名について話すことはなかった。
父は俺が19歳の時に俺があの時ばらしたカラクリ箱と一緒に失踪してしまった。

今でも思う。
きっと母を殺したのは俺だ。
結局あの箱の中に何が入っていたかはわからないままだ。
862 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 14:32:05 ID:JJayv89V0
>>855
有名な怖い話をつぎはぎしますたって感じだな。
864 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 15:14:33 ID:qX9dGv060
>>855
結構緊張感あって面白い。
やっぱり例のヤツなのかな。
女に影響してるし。
だとしたら爺ちゃん無責任すぎw
886 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 21:57:05 ID:pPwKEodY0
古着収集が趣味の俺が、曰くつきのモノを手にしてしまったときのハナシ・・・

「最近さ・・・何か顔色悪くない?」
最初に引っかかったのは、恋人からの一言である。
彼女は日頃から、日に日に個性的になってゆく俺の古着コーディネートを断固否定していたが、しだいに文句も言わず心配ばかりしてくるようになっていた。
―というのも、時期は冬、厳重に厚着していたのにもかかわらず、俺は一週間程原因不明の寒気と頭痛に悩まされていたのである。
「そんなボロい服着てるからじゃないの?」
「うるせっ!このおフランス製ヴィンテージジャケット様にケチをつけるか!?」
確かにボロい服だった。本革製といえども、その表面は古めかしく変色し、数センチ程の無数の縫い跡が見受けられた。
良くいえば風格のある雰囲気を醸し出している一品であり、古着マニアならば解ってくれると思うが、傷モノではあるものの十数万という大枚をはたいて購入した。そして購入以来ほぼ毎日着込んでいた。完全に自己満足の世界である。
「何かアヤシイ物質でも滲みこんでてさ、それのせいでビョーキにでもなってんじゃん?」
理学部大学生としての性だろうか、ワケわからん理屈をこねる彼女。
それでも心配になった俺は、たった一抹の不安でも拭い去っておこうと思い、問題の服をクリーニングに出した。
といっても、俺の自宅は爺さんが自営業でクリーニング屋を営んでいる。
「忙しいトコごめん!爺ちゃん、これ洗って!」
「お前・・・まぁ~たボロ服買ってきたんけ!?」
呆れつつ、汗まみれ作業着姿の爺ちゃんはジャケットを受け取り、洗濯機に投げ込み洗剤を投入した。
891 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 22:02:31 ID:pPwKEodY0
数時間後、仕上がった服を見て俺愕然・・・
糸がほつれたらしく、縫い跡が全て開いてしまっていた。
「爺ちゃ~ん・・・!こういうのマジ勘弁やわ・・・」
「イヤ・・・その傷部分の縫い糸なんやけどな・・・」
ちょっと様子のおかしい爺ちゃんが差し出してきた「糸」を見ると・・・
――髪の毛?
糸ではない、栗色の長髪のようである。
「これも見てみ・・・」
爺ちゃんが蓋を開けて見せてきた洗濯機の内部は、茶色い錆のようなもので汚れきっていた。所々に、洗浄中ほつれたと思われる縫い糸ならぬ「縫い髪」が千切れて散乱していた。
戦争を経験してきた爺ちゃん曰く、錆のような物質は乾いた血液のそれとよく似ているという。さらに、縫ってあった部分は刺し傷に似ているとも・・・
しかし、当時は救いようの無いアホだった俺、十数万の出費を無駄にするまいと、傷を補修して着続けた。汚れが落ちたからか呪いが解けたからか知らんが、それ以来体調不良は起こらなかった。
895 :本当にあった怖い名無し 2007/02/16(金) 22:31:37 ID:pPwKEodY0
その後も懲りずに古着を買い漁っている俺だが、やはり身に着けるだけで露骨に体調がおかしくなる服には稀に出会うことがある。
調べてみると、ジーンズのポケットに薬の包み紙らしきものが入っていたり、パーカーのポケットから火薬のような刺激臭の
粉が出てきたり、ブルゾンの中綿から鋭利な木片が飛び出してきたり等々・・・
そういった服は決まって高級品である。恐らく、曰くつきであっても捨てられる
ことなく、高値で転売されてきたのであろう。
余談だが、俺はあっさりと彼女に捨てられた・・・呪いのせいかどうかは知らん・・・

まあ何にしろ、お洋服はこまめに洗濯しましょうね皆さん☆
981 :フリー○ー 2007/02/17(土) 14:50:55 ID:RDhfkp3B0
( °Д°)
892 :いつかのスレの>>710 ◆shissouy/U 2007/02/16(金) 22:03:19 ID:/p7M9Ku4O
ぎゃああああぁぁぁぁぁーーーーっ!!!!!!

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